
本記事ではそんな疑問を解決します。

この記事でわかること
- Jackeryという会社の概要
- Jackeryポータブル電源1000の詳細スペックと性能
- Jackeryポータブル電源1000で動く家電・充電可能機器
- Jackeryポータブル電源1000の安全性
- Jackeryポータブル電源1000のソーラー充電機能


【Jackeryポータブル電源1000】の特徴・外観・セット内容
Jackery(ジャクリ)は名前は知らなくても「見たことある!」と最も言われるポータブル電源なのではないでしょうか。
コロンとした丸みを帯びたダークグレーの筐体とポイント使いのオレンジ色の配色は一度見たら忘れられないデザインですよね。



Jackery(ジャクリ)会社概要
Jackery(ジャクリ)は2012年に米国シリコンバレーに設立された会社です。
アップル社の元バッテリーエンジニアが設立に加わり、2015年には世界初のリチウムポータブル電源を開発しました。

2019年には株式会社Jackery Japanが設立されて渋谷区代々木にオフィスを構えています。

Jackery会社概要
- 2012年米国シリコンバレーで設立された会社
- アップル社の元バッテリーエンジニアが設立に加わった
- 2015年に世界初のリチウムポータブル電源を開発
- 2019年にJackery Japanが設立
- ポータブル電源やソーラーパネルの生産・販売をしている会社
- 公式HPはこちら(クリックでJackery Jpanの公式サイトへ飛びます)
Jackeryの語源は「Jacket(ジャケット)」と「Battery(バッテリー)」を組み合わせたもの。
「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来になって名付けられたそうです。



特徴・外観・セット内容

Jackeryポータブル電源1000特徴
- 1002Wh&278400mAhの大容量
- 純正弦波1000WのAC出力
- 最大8台のデバイスを同時充電
- パススルー充電可能
- 最大75℃の耐熱設計
- BAK製高エネルギー円筒型リチウムイオンバッテリー使用
- 一般社団法人防災安全協会の定める【防災製品等推奨品認証】取得
- FCC、RoHS、PSE、UN38.3など各種認証を取得済み
- USB端子にはPDやQC3.0急速充電に対応したポートを含め合計4個搭載
- ソーラー充電にはMPPT制御方式採用
- バッテリーマネジメントシステム(BMS)搭載で事故を予防
- 出力コネクタ防塵キャップ
- 2年間保証
- ライフサイクルは500回
パススルー機能搭
【Jackeryポータブル電源1000】に充電しながら電力使用(家電を動かしたりスマホ充電したり)も行えるパススルーという技術が搭載されています。
ただし、パススルーはバッテリーへの負荷がかかり寿命を縮めてしまうので出来れば避けたほうが良い

セット内容
- Jackeryポータブル電源1000本体
- ACアダプター
- 車載用充電シガーソケット
- 取り扱い説明書(日本語)
- 保証書
- ケーブル類収納ポーチ

スペック詳細
まずは一覧表で【Jackeryポータブル電源1000】のスペックをご紹介。

Jackeryポータブル電源仕様一覧 | |
---|---|
■バッテリー容量 | 1002Wh/278400mAh |
■出力 | 定格1000W・瞬間最大2000W |
ーAC出力 | 3口 (100V/10A、60Hz固定、純正弦波) |
ーDC出力(シガーソケット出力) | 1口(12V/10A) |
ーUSB-A出力 | 1口(5V/2.4A) |
ーUSB-A【QC3.0】出力 | 1口(QC3.0) |
ーUSB-C【PD18】出力 | 1口(5~6V/3A,6.5~9V/2A,9~12V/1.5A) |
■充電方法 | コンセント充電&太陽光充電 |
ー家庭用コンセントDC入力 | 42V(160W) |
ー太陽光入力 | 16-60V/10A(500W) |
■バッテリータイプ | リチウムイオン |
■重量・寸法 | 10.6kg・332✕223✕243mm |
■動作温度 | -10-40℃ |


出力・バッテリー容量・エネルギー計算式
Jackeryポータブル電源1000の定格出力は1000Wです。
【定格出力1000Wとは】
1000Wまでの電化製品の使用が可能という意味
【Jackeryポータブル電源1000】の電気容量
- 出力:1000W/瞬間最大2000W
- 定格エネルギー:1002Wh
- 定格容量:46.4Ah/21.6V




【Wh】=【Ah】✕【V(電圧)】

出力性能|家庭用電源、USB、シガーソケット
【Jackeryポータブル電源1000】は機器前面にAC電源とDC電源の全ポートが集約されていて出力が可能になっています。
出力ポート
- AC:家庭用電源ポート3口(純正弦波)
- DC:USBポート4口、シガーソケット1口


USBポート4口のうち1口はType-Cの【PD18】と呼ばれる規格のものです。
TypeC-PD18とは
- PDはUSB-IFが策定した高速充電規格
- Power Deliveryの略
- 18は18Wという意味

もしUSB Type-Cを使用してスマホを高速充電するのであれば、このようなケーブルを使用する事をおすすめします。


またUSBポート4口のうち、もう1口はType-Aの【QC3.0】という、こちらも急速充電規格になっています。
QC3.0とは- アメリカのQualcomm(クアルコム)社が開発した急速充電規格
- QCはQuickCharge(クイックチャージ)の略
- 最大18W


充電と注意点|AC充電、ソーラー充電、シガーソケット充電、発電機充電

Jackeryポータブル電源1000充電パターン
- 家庭用コンセントからの充電(7.5時間)
- シガーソケットからの充電(14時間)
- ソーラーパネルからの太陽光充電(17時間/天気次第)
- 発電機(ジェネレーター)からの充電(7.5時間)
( )内は、バッテリーが空の状態からフル充電までの時間




Jackryポータブル電源1000のソーラー充電ポイント
- MPPT(最大電力点追従機能)方式採用
- Jackeryポータブル電源1000にはソーラーパネルとの配線は付属していないので注意
【MPPT(Maximum Power Point Tracking)最大電力追従方式とは】
ソーラーが発電する時に出力を最大化できる最適な電流×電圧の値(最大電力点、あるいは最適動作点)を自動で求めることができる制御のこと。
MPPT方式の長所
- それぞれの気象条件下で太陽電池から最大の電力を取り出すことができる
- 曇りの日でもある程度の充電が可能になる
先程も記載しましたが、Jackeryポータブル電源1000にはソーラーパネルとの配線コードが付属していません。
Jackery SolarSagaソーラーパネルを購入すれば配線コードが付いてくるので問題ありませんが、他社ソーラーパネルを購入する際は注意をして下さい。




Jackery製品で揃えるのが一番手間がかからず、互換性の心配もしなくて済みます。
バッテリーはBAK製高性能リチウム電池
【Jackeryポータブル電源1000】はBAK製の高性能リチウム電池を使用しています。
世界有数のバッテリーメーカーであるBAKは、BMWやDell、サムスン、LG化学などの多数の世界的企業にバッテリーを納品しているメーカーです。
BAK社とは
- 世界有数のバッテリーメーカー
- BMW、Dell、サムスン、LG化学などの多数の世界的企業にバッテリーを納品

【Jackeryポータブル電源1000】の安全性
【Jackeryポータブル電源1000】は次のような安全装置が組み込まれています。
Jackeryポータブル電源1000安全性能
- BMS(バッテリーマネージメントシステム)搭載
- +NCM制御機能搭載
- 過充電保護
- 過放電保護
- 過電流保護
- 短絡保護
- 温度保護
高度なバッテリーマネジメントシステム(BMS)で事故を防止して、万が一誤操作が起きてもショート・過負荷などを検知して充電・放電停止するので安心です。
また、Jackeryポータブル電源1000は次のような安全基準をクリアしています。
- PSE(電気用品安全法適合性検査)
- FCC(北米無線通信規格)
- RoHS(ヨーロッパ生まれの環境対策基準)
- UN38.3(国連輸送勧告試験)


【Jackeryポータブル電源1000】で動作する家電と注意点


60Hz周波数対応
【Jackeryポータブル電源1000】は60Hzの周波数固定となっています。
ポイント
日本の電力は東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で使用周波数が違っている
新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線を境にして、周波数が東西(50Hz/60Hz)に分かれている

ただ、古い製品だと稀にどちらかしか対応していないものもあります。
60Hzのみの対応であれば問題ありませんが、50Hzのみ対応の電化製品だと動作しないので、Jackeryポータブル電源1000購入をお考えの場合は事前にお手持ちの電化製品がどちらの周波数対応なのかを確認してみて下さい。



動作・充電可能な機器と使用可能時間
先程も記載しましたが、【Jackeryポータブル電源1000】は前面にすべてのインターフェース(差し込み口)が集約されています。
使用したい機器の消費電力が1000W以下であることを確認してから接続させて下さい。
Jackeryポータブル電源1000で稼働する機器・時間
- 炊飯器(給電約15時間)
- 車載冷蔵庫(約66時間)
- 液晶テレビ(給電約14時間)
- ドローン(充電約17回)
- ライト(給電約76時間)
- 電気毛布(給電約13時間)
- パソコン充電(約12.5回)
- スマホ充電(約100回)
- タブレット充電(約27回)
- プロジェクター(給電約76時間)
- ゲーム機充電(約33回)
その他、サーキュレーターやドライヤーも使用出来ます。

1100Wほどで動かしても動作するようですが、メーカーとしては1000Wを超える消費電力機器使用は非推奨です。
故障を避け長持ちさせるためにも消費電力1000W以下の機器を接続させましょう


接続可能な持ち運び簡単折りたたみソーラーパネル
長期のアウトドアや災害時にも使用出来るようにという場合はソーラーパネルがあるほうが良いです。
太陽光充電させれば電気代の節約にもなります。
キャンピングカーなど車のルーフに取り付けるタイプのものよりも持ち運びが簡単な折りたたみタイプのほうが汎用性が高いと思います。
Jackery公式のソーラーパネルはこちら。






ソーラーパネルの外ポケットをめくるとUSB出力ポートがあるので、直接スマホなどをUSB充電することも可能です。


JackerySolorSagaには最初からスタンドがついているので、開くとすぐに使用することが出来ます。

四隅に穴があいているので、テントや木などに簡単に取り付けることも出来ます
先程も記載しましたが、Jackeryポータブル電源1000はMPPT(最大電力点追従機能)方式を採用しています。
MPPT方式
光の強さに合わせて電圧を調整し一番効率よく電力を取り出す事ができて充電時間も短くなります。
またJackeryのソーラーパネルSolorSagaには、Jackeryポータブル電源には付属していないソーラー充電用配線ケーブルがついているので、セット購入がいちばん間違いのない方法です。




もう少しコンパクトなソーラーパネルが良い場合はこちら。



【Jackeryポータブル電源1000】その他気になる疑問

持ち運びに便利な収納バッグはある?

【Jackeryポータブル電源1000】は折りたたみ式のハンドルで転倒の可能性も少ない、そのままでも十分なデザインです。

ライフサイクル(使用回数)はどのくらい?
「満充電して使い切る」のを1回とするライフサイクルは500回です。
ライフサイクルは500回。
キャンプなどで週2回使うとして4年半~5年ほど使用出来る計算。

音はうるさい?
充電中は無音です。
使用時はやはり音は出ますが、発電機のように迷惑になるような大きさではないです。
物音が気になるのタイミングはやはり就寝時。

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発電機とポータブル電源だったらどっちがいい?
個人的には圧倒的にポータブル電源をおすすめします。
田舎出身なので発電機は実際に目の前で見たことがありますが、以下の点でおすすめ出来ません。
- 重い
- とにかく音がうるさい
- 排気ガスが臭い
特に排気ガスでの一酸化炭素中毒は非常に危険です。
実際、災害時の発電機使用で一酸化炭素中毒に陥って亡くなっているかたもいらっしゃるので可能な限りポータブル電源装置の購入をおすすめします。
まとめ|【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れもの!
本記事は「【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れもの!」について記載しました。
【Jackeryポータブル電源1000ポータブル電源1000】は1002Whという超大容量で使い勝手も良くアウトドアや災害時に重宝する商品。
安全性能も高く、日本の電化製品に合わせた100V出力になっているところもポイントが高いです。
波数が60Hzで固定されていたり、USBのPDとQC3.0出力はもう少し頑張ってほしかったところ。
ただ、周波数問題は最近の電化製品であればヘルツフリーなのでほぼ気にせずに済みますしUSB充電も焦っているわけでなければ問題ない点ではあります。

本記事でご紹介した製品







