お知らせ
2021年現在、本記事でレビューしているSuaokiG1200はAmazon・楽天等で取り扱いされておりません。
SuaokiG1200と同程度の性能をお求めの場合は、こちらの記事でご紹介しているJackery1000をご検討下さい。
【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れもの!
-
-
参考【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れものを徹底解説!
続きを見る
本記事でわかること
- Suaokiという会社の概要
- Suaoki G1200の詳細スペックと性能
- Suaoki G1200で動く家電・充電可能機器
- Suaoki G1200を日本で使用する際の注意点
- Suaoki G1200と実際に接続している我が家の愛用ソーラーパネル情報
台風直撃を受けた翌日に突然自宅ライフラインがストップした我が家。
キャンピングカーがあったお陰で真夏でも涼しい環境で体を横にすることができました。
ただ我が家のキャンピングカーは家庭用エアコンを搭載していないため、エアコンを動かすにはエンジンをかけっぱなしにしなくてはなりません。
災害時にガソリンを確保するのは大変です。
またキャンピングカーとはいえ自宅ではないので長期にわたって生活するのは私達家族の肌には合いません(相当疲れが溜まってしまいます)。
ライフラインがストップしたとしてもなるべく自宅で通常の生活を送り続けたい!と思い、大容量ポータブル電源である【Suaoki G1200】を購入しました。
【Suaoki G1200】の特徴・外観・セット内容
アウトドアをしている方にとってはSuaoki(スアオキ)は非常に有名なブランドなのではないでしょうか。


Suaoki(スアオキ)会社概要
Suaoki(スアオキ)は中国に本社を置く電源ブランドで、2015年に設立されました。
同年日本でも製品販売を始め、キャンプ・アウトドア・防災で利用されるポータブル電源やソーラーパネルなどの生産・販売をしている会社です。
Suaoki会社概要
- 中国の会社
- 2015年設立
- 電源ブランド
中国製と聞いて不安になる人もいるかもしれませんが、今の中国の技術はかなり高いです。
たとえば別記事で書いたスピーカーを制作している会社であるAnkerは、Google出身のエンジニア達が設立した中国の会社。


『中国版テスラ』の異名を持つ電気自動車メーカーのNIOも、今すごい勢いで技術・業績を伸ばしています。




【Suaoki G1200】の特徴・外観・セット内容


Suaoki G1200特徴
- 1200Wh&332000mAh/3.6Vの大容量
- 純正弦波1000WのAC出力
- 三元系リチウムイオンバッテリー使用で従来のリチウムイオン電池より寿命が長く衝撃に強い
- 50Hz/60Hz変換可能
- USBポートでは急速充電規格であるPD45W対応のType-Cを採用
- 4WAY出力
- 2WAY充電
- 入力出力同時使用(パススルー)可
- バッテリーマネジメントシステム(BMS)搭載で事故を予防
注意点
【Suaoki G1200】に充電しながら電力使用(家電を動かしたりスマホ充電したり)も行えるパススルーという技術が搭載されています。
ただし、これはバッテリーに非常に負担がかかり寿命が縮まってしまうものなんです。
そのため【Suaoki G1200】はこのパススルーが可能ではあるものの、メーカーは非推奨しているのでなるべく避けて下さい。
パススルー
【Suaoki G1200】そのものに充電しながら家電使用やスマホ等充電が出来るが、バッテリーの寿命が縮まるのでなるべく避ける


セット内容
- Suaoki G1200本体
- ACアダプター(AC充電ケーブル付き)
- ソーラー充電ケーブル7909-MC4(※)
- ユーザーマニュアル保証書
- サンキューカード
※ソーラー充電ケーブルは付属していますがソーラーパネルは付属していないので注意して下さい
【Suaoki G1200】のスペック詳細
まずは一覧表で【Suaoki G1200】のスペックをご紹介。


Suaokiポータブル電源G1200仕様一覧 | |
---|---|
■バッテリー容量 | 1200Wh/332000mAh |
■出力 | 定格1000W・ピーク2000W |
ーAC出力110V 50/60Hz | 2口 (純正弦波) |
ーDC出力 | シガーソケット✕1口 |
ーUSB-A出力 | 4口 |
ーUSB-C出力 | 45W PD✕1口 |
ーシガーライターソケット出力 | 12V/9V |
■充電方法 | コンセント充電&太陽光充電 |
ー家庭用コンセント入力 | 42V(160W) |
ー太陽光入力 | 16-60V/10A(500W) |
■バッテリータイプ | 三元系リチウムイオン |
■重量・寸法 | 12.6kg・29✕16✕36cm |
■温度 | 0-40℃ |
■湿度 | 10%-90% |
【Suaoki G1200】のバッテリー容量とエネルギー計算式
【Suaoki G1200】の電気容量
- 定格エネルギー:1200Wh
- 定格容量:332000mAh/3.6V








【Wh】=【Ah】✕【V(電圧)】
Suaoki G1200の場合、332Ah(332000mAh)で電圧が3.6Vなので、332Ah✕3.6V=1195.2Wh≒1200Whとなります。
例えば別の製品があったとして同じmAh(放電容量)が記載されていたとしても、電圧(V)によってWh(電力量)が変化すると覚えておいて下さい。






【Suaoki G1200】の出力性能|家庭用電源、USB、シガーソケット
【Suaoki G1200】はAC電源とDC電源のポートから出力が可能になっています。
出力ポート(全8口)
- 機器前面(DC):USBポート5口、シガーソケット1口
- 機器後面(AC):家庭用電源ポート2口




USBポート5口のうち1口はType-Cの【PD45】と呼ばれる規格のものです。
TypeC-PD45とは
- PDはPower Deliveryの略
- 高速充電規格
- 45は45Wという意味
このTyape-CのUSBポートで充電すると、iPadやApple MackBookAirなどへの充電速度が早くなります。
【Suaoki G1200】の充電性能と注意点|AC充電、ソーラー充電
【Suaoki G1200】の充電方法は家庭用コンセントからの充電とソーラー(太陽光)充電の2つになります。
Suaoki G1200充電パターン
- 家庭用コンセントからのAC充電
- ソーラーパネルからの太陽光充電
【注意!】シガーソケットからの充電、つまり自動車走行による充電はできません。




【Suaoki G1200】のバッテリーは三元系リチウム電池(NMC)
【Suaoki G1200】は三元系リチウム電池(NMC)を使用しています。
三元系リチウム電池の特徴
- コバルト系よりも安全性を高め、車載向けに改良された物
- 従来のリチウムイオン電池よりも寿命が長持ち
- 外部からの衝撃に強い
- 自然放電しにくいため予備電源として長期保管に最適


ニッケル(N)、マンガン(M)、コバルト(C)の3つの頭文字を取った化合物系の電池
【Suaoki G1200】の安全性
【Suaoki G1200】は次のような安全装置が組み込まれています。
Suaoki G1200安全性能
- 高電圧入力保護回路
- 低電圧入力保護回路
- 高温保護回路
- 低温保護回路
- 出力過負荷保護回路
- 出力短絡保護回路
- 散熱ファン
温度管理や過電圧・過電流保護、ショート防止など、高度なバッテリーマネジメントシステム(BMS)で事故を防止しています。


またネット上の製品説明には【PSE取得済み】と記載があります。
ところが本体や説明書等全て確認してみましたがPSEマークを確認することは出来ませんでした。
PSEマークとは:電気用品安全法(PSE)に基づき、日本政府で認定された検査機関による検査を通過し認定を受けたもの
PSEマークには日本政府認定の【ひし形】と自主的もしくは外部検査機関での検査による【丸形】があるので、Suaoki G1200はもしかしたら丸形なのかもしれません。


ただ、やはり心配だという方はSuaokiと同様に人気で有名なポータブルバッテリーJackery(ジャクリ)を検討してみてはどうでしょうか。










【Suaoki G1200】で動作する家電と注意点




【Suaoki G1200】は50Hz/60Hz周波数変換可能
【Suaoki G1200】は50Hz/60Hzの周波数変換が可能です。




新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線を境にして、周波数が東西(50Hz/60Hz)に分かれている








【Suaoki G1200】で動作・充電可能な機器と使用可能時間
先程も記載しましたが、【Suaoki G1200】は前面にUSBとシガーソケットの差し込み口があり、後面に家庭用電源コンセントの差し込み口があります。
機器前面
- USBポート(DC出力)
- シガーソケット(DC出力)
機器後面
- 家庭用コンセントポート(AC出力)
私が実際に稼働又は充電させた機器
- 洗濯機(問題なく脱水まで完了)
- 冷蔵庫(安定して長時間稼働)
- エアコン(安定して長時間稼働)
- 電子レンジ(500Wh)※
- ドライヤー(600Whであれば稼働)
- ハンディ扇風機充電(問題なし)
- パソコン・スマホ数台同時充電(問題なし)
- ランタン充電(問題なし)
※ターンテーブル型の電子レンジは非常に不安定な動きを見せて、ついたり消えたりしていました










【Suaoki G1200】を日本で使用する際には電圧(V)に注意!
Suaoki G1200の後面にあるAC電源口を見てみると、そこには110Vと記載されています。






注意ポイント
日本の一般的な家電製品は100Vになっている。




110V電源を使用することで起こりうる問題
- 家電製品が壊れる可能性
- 家電製品の寿命が短くなる可能性




JackryはAC100Vを採用














購入した降圧専用変圧器
- 製品名:NDF-1500U
- 入力電圧(V):AC110~130
- 出力電圧(V):AC100
【Suaoki G1200】と家電製品の間にこの機器を挟むことで、【Suaoki G1200】から送られてくる電圧AC110Vを110Vに変換して家電製品に流すことが出来ます


上記写真をよく見ると【Input AC120V Output AC100V】と記載されています。
インプットAC120VじゃなくてAC110Vが希望なんですけど!と思いますが、日章工業株式会社の公式サイトでこのNDF-1500Uの製品情報を確認すると対応入力電圧110V~130Vと記載されていたので問題ないことが分かります。


Suaoki G1200に限らず日本国内で販売されているポータブル電源にはAC110V出力の製品があります。
家電故障な寿命が心配な場合は、以下のどちらかを選択すと良いですね。
問題回避策
- NDF-1500Uのような変圧器を購入しておく
- 最初からAC100V仕様に作られた製品を購入する






【Suaoki G1200】と接続可能な持ち運び簡単折りたたみソーラーパネル
長期のアウトドアや災害時にも使用出来るようにという場合はソーラーパネルがあるほうが良いです。
太陽光充電させれば電気代の節約にもなります。
キャンピングカーなど車のルーフに取り付けるタイプのものでも良いとは思いますが、私がおすすめするのは持ち運びが簡単な折りたたみタイプです。






我が家が使用している折りたたみ式ソーラーパネルはこちら。












直接USB充電も可能
ソーラーパネルの外ポケットをめくるとUSB出力ポートがあるので、そこから直接スマホなどをUSB充電することも可能です。






もしルーフに取り付けたいという場合はSuaoki製のパネルがあります。
また、折りたたみ式のSuaoki製ソーラーパネルもあります。








【Suaoki G1200】その他気になる疑問
【Suaoki G1200】に関するその他疑問をまとめました。
音はうるさい?
発電機に比べたら天と地ほどの差で静かです。
消費電力が大きい家電と接続させるとファンの音がうるさく感じる方もいるかもしれませんが、性能が良いPCのファン音くらいだと思ってもらえたら良いです。
音が気になるのは就寝時だと思いますが、就寝時に使用するのは例えば冬場の電気毛布あたりでしょうか。


\Amazonベストセラー1位電気毛布/


発電機とポータブル電源だったらどっちがいい?
個人的には圧倒的にポータブル電源をおすすめします。
田舎出身なので発電機は実際に目の前で見たことがありますが、以下の点でおすすめ出来ません。
発電機の問題点
- 重い
- とにかく音がうるさい
- 排気ガスが臭い
特に排気ガスでの一酸化炭素中毒は非常に危険です。
実際、災害時の発電機使用で一酸化炭素中毒に陥って亡くなっているかたもいらっしゃるので可能な限りポータブル電源装置の購入をおすすめします。
Amazonにも楽天でも在庫切れになってるけど?
お知らせ2021年現在、本記事でレビューしているSuaokiG1200はAmazon・楽天等で取り扱いされておりません。
SuaokiG1200と同程度の性能をお求めの場合は、こちらの記事でご紹介しているJackery1000をご検討下さい。
【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れもの!
-
-
参考【Jackeryポータブル電源1000】278,400mAhで最大8台のデバイス同時充電出来る優れものを徹底解説!
続きを見る
まとめ
本記事は「【Suaoki G1200購入レビューと徹底解説】1200Wh超大容量ポータブルバッテリーは車中泊にも災害時にも重宝する!」について記載しました。
【SuaokiG1200】は1200Whという超大容量でエアコンや電子レンジも稼働させる事の出来るすぐれもの。
USBポートにはPD(Power Delivery)も採用され高速充電が可能となっています。
日本政府公認の「ひし形PSEマーク」の確認が出来なかったという点は非常に残念なところ。
(公認ではない「丸形PSEマーク」も見当たらず・・・)
また、出力が110Vであるという部分も気になる点ではあります。
ただ、2019年に購入してから一切のトラブルがないことからも私は非常におすすめ出来る商品です。


どのタイミングでどんな非常事態が発生するか分からない昨今。
ポータブル電源が一家に一台あると本当に安心して過ごせます。
普段アウトドアをする人であればホコリを被らせることなく頻繁に使用出来ますし、私の友人は「普段使いして家の電気代を節約する!」と言ってこの【Suaoki G1200】とソーラーパネルを購入していました。


本記事でご紹介した製品です







